建探ランキング2005
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判定基準は「自分の住みたい家」 |
総合 |
外観部門 |
インテリア部門 |
間取部門 |
景観部門 |
機能部門 |
特別賞 |
2005年度ランキング総括 |
家は一生で一番高い買い物というだけでは語れない、自分の大切な家族の基礎となる一番重要なものだと思います。なので、大きい家、小さい家、いろいろありましたが、施主の夢を詰め込んだ家に優劣はありません。施主の思い入れの大きさは皆同じだと思うからです。あくまでこのランキングは私の趣味に合い「こういう家に住みたい」という個人的観点のみにおいて決めました。 日本中にいる建もの探訪ファンの数だけいろいろなランキングがあって、これはその中のひとつなのです。
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| 2005年もいろいろな家を見れてとても楽しい一年でした。まずは「渡辺篤史の建もの探訪」に感謝です。
今回ランクインした家は全部で7件。外観、内装など個別の部門を作り、そのれぞれの部門の観点から自分の気に入った家をランクインさせて、トータルポイントの高い家を総合1位としました。では機能部門から見ていきましょう。 |
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まずは「網に包まれた10坪生活 テラスで愛を語る家」です。ネーミングはおいといて、ほぼ4方を囲まれた建坪11坪、実に厳しい条件の家です。しかし都内はこういう旗竿地は珍しくないので、とてもよい参考になります。例えば1フロアに1部屋、部屋の一部のようなテラス等々。狭小住宅はどうしても坪単価が高くなりがちですが、この坪65万円はローコストだと思います。そのくせ、ぜんぜん安っぽく見えないのは、ナチュラル地のフローリングに映えるインテリアが実にセンスがいい。ぜひダイニングチェアに合わせて当店の「Wall Flower clock グリーン」を飾ってほしいとおもいました。 |
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機能部門の1位は「あふれる開放感 細さ限界 幅3mの家」でした。これも旗竿地なのですが、面白いのが「竿」の部分まで家が出ています。ここのような旗竿地利用は初めて見ました。正面は極細住宅?と見えますが、上に水回りを乗せる、細い廊下の先にあるリビングとダイニングは驚くほど明るく開放的。その間にある広い中庭は実用面、精神面両方からこの家の機能を決定しているように思います。2階にある夫婦の部屋は、テラスをはさんでそれぞれ独立しています。一見寂しいような気がしますが、共働きの夫婦にとって、相手のことを考えた暖かい間取りであって、実はこれが一番の理想形なのかもしれません。 |
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次は景観部門です。まず3位にランクインしたのは「10m大パノラマ窓の家 緑と木もれ陽の食卓」です。この家はなんといっても20畳のLDKにある10メートルにおよぶ区切りの無いL字の窓。そこから見える緑の大パノラマが圧巻です。窓一面にに広がる緑と無機質な内部とのコントラストがとても美しい。女性が設計した自邸だけあって、限られた空間をつかって収納もよく考えて作られています。ローコストを感じさせないよう建材を全体のデザインの一部に取り入れる努力が見えるバランスのよい建物だと思いました。 |
景観部門2位、外観部門でも2位にランクインした「絶景!海一望 鎌倉 竹の庵」。特筆すべきはその景観、リビングから見える海は庭に敷き詰められた石がきれいに切り取り、その広大さをさらに際立たせています。また、前の道路から見る外観も自然素材そのものである竹をふんだんに使い、海が見える高台の景観に溶け込み落ち着いた雰囲気を出しています。しかし、この建物は海側からの姿が一番です。海と建物の間に取られたたっぷりとした空間は、建物のコンセプトに合っていて非常にバランスよく迫力があります。願わくば表側に生きた竹が生えているとなお素敵だと思いました。 |
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景観部門1位は総合1位なので最後にまわしまして、次は間取り部門1位、インテリア部門2位、外観部門2位の「感動の名作! 北欧家具と暖炉の家」です。はっきりいって大変うらやましい。この建築家の空間の区切り方は哲学を感じ芸術的です。建築家の年齢が私に近いので特に共感を覚えるのかもしれません。この方の他の建築を見ても今回のような理解ある施主との出会いに恵まれているように、ご自身のテイストを存分に発揮しておられるようです。まず外観、実に安定感のあるフォルム、がっしりと地面に根を下ろしまるで何百年もの昔からそこにある岩のようです。窓ひとつ見当たらな |
い真っ黒な塊は、磨き上げられた御影石のようにまったく隙が見当たりません。
内部も内なるものに目を向ける枯山水のように無駄をそぎ落とし、景観さえも遮る潔さ。すべてをコントロールすることにまったく妥協がありません。とても、お子さんが3人もいるご家庭で実現できる代物ではないように感じました。施主の強いこだわりが感じられる、作品としての建築だと思います。 個人的な意見としては外観をやわらかい色にし、ある意味古典的なこの空間構成を生かす「苔」が感じられる部分があれば最高だと思いました。 |
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総合1位の前に特別賞の「神戸 植田邸」です。特別賞としたのは、今現在の自分の家族構成を考えず、ぜひ一人で住みたい家だと思ったからです。この家はなんといっても神戸港を一望する眺望です。広いリビングテラスで夕方一人でリラックスするのもよし、友人を招いて賑やかに食事とお酒を楽しむのもよし、考えるだけでワクワクする家です。インテリアのセレクトからワインのコレクションも合わせて、とても人生をエンジョイしていらっしゃるように思いました。 |
最後に登場するのは、総合1位の「40畳大リビング 桜舞う家」です。この家は撮影時期が最高でした。3階のLDKからみえる満開の桜には正直やられました。この建築家の作品の中でずば抜けた最高傑作は間違いなくこの自邸です。 調和の取れた外観。アプローチ、玄関、広い吹き抜け、幅のある階段。すべてにゆとりのある空間が建物全体の雰囲気を構成していて、その雰囲気そのものが一番の見せ場となっています。一つ一つの間取りや空間構成だけをとってみると、これといって珍しいものや凝っている箇所は見当たらないのですが、それでも、変更 |
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の余地の無い完成されたものが発する美しさを感じます。この理由を考えた場合、空間だけに目を向けるべきではないでしょう。もっと他にこの雰囲気を構成する要因があると考えました。わたしはそれを「人の気配」に見いだしました。そのスタイリッシュな空間は不要な奇をてらわず、設計の根幹に人が快適に暮らすことへの強い追求が感じられました。あらゆる造形が建物それ自体の評価を上げようとするものではなく、人が存在する場所としての最高の形を追及した結果、見たものを感動させる美しさを得たのではないかと思います。改めて建物の存在価値を考えさせられました。 |
ここにある画像は建もの探訪のサイトから引用しました。 |
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2006-02-17 12:47
















